2017年 02月 27日
この銃がなんであるか、一目でわかった方は強者である。
写真を見ていただきたい。
この銃がなんであるか、一目でわかった方は強者である。
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こちら側を見ると、答えが書いてある。
今はなき、プラモデルメーカー「LS」社のプラモデル「M1911A1 ガバメント」である。
刻印の白文字は、高校になってから、学校のチョークをガメてきてぬりこんだものである。うちにはまだ、その時の白チョークと黄色チョークがある。(なんでも残っているなぁ)
※一番右か、右から2番目のチョークで、LSのガバの刻印を入れたのだと思う。
たぶんガバメント自体は、小学校高学年の時に買ってもらったもので、当時はこれが「あの」ガバメントだとも、このあとこれほど好きになるとも思わず、組み立てた。
高学年(たぶん5年生くらい)といえども、とくに銃に興味があったわけではない。たしなみ程度に、銀玉鉄砲や、ブリキの巻弾火薬鉄砲で遊んだことはもちろんあるが、だからといって銃が好きだったわけではないのだ。そのころの男子は、対外それくらいしか遊ぶものがなかったのである。
さて、LSのガバメント。
今見ても、ガバメントの機構がけっこう忠実に再現されている。
たぶんガバメント自体は、小学校高学年の時に買ってもらったもので、当時はこれが「あの」ガバメントだとも、このあとこれほど好きになるとも思わず、組み立てた。
高学年(たぶん5年生くらい)といえども、とくに銃に興味があったわけではない。たしなみ程度に、銀玉鉄砲や、ブリキの巻弾火薬鉄砲で遊んだことはもちろんあるが、だからといって銃が好きだったわけではないのだ。そのころの男子は、対外それくらいしか遊ぶものがなかったのである。
さて、LSのガバメント。
今見ても、ガバメントの機構がけっこう忠実に再現されている。
プラカラーで塗った。左を塗って気が済んだらしく、右は塗ってくれなかった。
ショートリコイル用のバレルリングは、楕円形のカム(?)に置き換えられているが、実際スライドを引くと、バレルのチェンバー部が下がり、ショートリコイルするのだ。
また、かなり後で買ったMGCのモデルガン「MGC GOVERMENT-45 AUTOMATIC MODELGUN (Blowback model)」(これもまた、いつか記事にします)の機構が、リコイルスプリングがバレルに巻きつく形になっていた。しかも、MGCのモデルガンはショートリコイルせず、シンプルブローバックだ。
当時は、銃の情報など皆無に等しい時代だったので、LSの機構が正しいのか、MGCの機構が正しいのか、判断に迷った。
ただ、値段はMGCのモデルガンの方が、けた違いに高価だったので、モデルガンの機構が正しいのではないかと思っていたのだが、実は、圧倒的にLSのモデルが実銃に近かったことを後に知ることになる。
まさかね、あのMGCが適当な機構をでっち上げてるなんて、当時の私には思いもよらなかった。
さて、このLS。
掲載写真程度では、アラが見えないのだが、ハンマーパーツの「合い」は悪いは、パーツの強度不足(ただのプラだから、いた仕方ないのだが)でぽろぽろパーツがおちるは、けっこうガタピシしている。
しかしLSなき今、二度と手に入らない銃として、たぶんおいそれとは手放さないことだろう。
で、LSで切ない思いをしたのが、LS 1/1スケール M16-A1(?)である。
これは、かなり綺麗に組み立てて、大事にしていたのだが、高校の時の文化祭で小道具に貸し出した。
帰ってきたM16は、バラバラになっていた。
もちろん、貸し出した私が悪かったのだが、当時の高校生と言えど、やはりただの子供である。(いまさらながら、特にそう思うが)「ごめん」と言われて、それでおしまいだった。
バラバラになったM16を、しばらく見ていた気がする。
悲しくなかったと言えば嘘になる。また、悔しくなかったと言えば、これもウソになる。だが、貸した自分を悔やみこそすれ、プラモデルの銃を、「強度のあるものだと思って振り回した友人」を責める気にはならなかった。
当時から、達観していたのか、他人を見下していたのかはわからないが、「所詮、こいつはここまでのヤツ。無配慮であり浅薄(せんぱく)なヤツなのだ」と思わなかったと言えば、それもうそになる。無知蒙昧を非難する気持ちはなかった。
ただ一番、無配慮で浅薄だったのは私だったのかもしれない。現在に至るまでそのパーツを持っていたら、たぶん、立派にリペアできただろうからだ。
とはいえ、当時は一介の高校生。
親に「捨てよう」と言われれば、それを頑なに拒否するほどの無分別でもなかったのだ。自分の「良い子ちゃん」が悔やまれる。
ちなみに、LSのM16の弾は現在も手元に残っている。
LSのM1911の弾丸とともに、ここに披露し、本日の記事を締めるとしよう。
LSガバの弾は全弾(7発)残っているが、LS M16の弾は15発しかない。5発はどこかに無くしてしまったのだろう。
写真では綺麗に見えるが、けっこうメッキがさびてきている。
と書いていたら、あと5発が見つかった。
薬莢の径が、357.magと同じだったので、パイソンに詰めるダミーカートとして切った物が2個、それ以外に「空薬莢」風に弾頭を抜いた物が、3個。「空薬莢」風の方は、弾頭も残っていた。
恐るべし、物持ちの良い私。であった。(これは自虐冗句です)
どこのメーカーでもいい。
プラモデルで、このくらいのクオリティのプラモデルガンをたくさん(多種類)出してくれないだろうか。
趣味の時代だから、ほんと、売れると思いますよ?
by NokoriNaku
| 2017-02-27 23:37